厳しいゴロゴロ石と、優しいせせらぎ　野間出野一庫線の川沿いの道（落石注意の看板付近）

わたしたちは交野市からこの能勢町へ、4月に引っ越してきました。 地元を離れ、長年勤めた職場を退職。新たな生活に期待を抱きつつも、満開のサクラがわたしたちを受けとめて応援してくれているようで、胸がいっぱいになりました。 自宅の窓からは、丸山城址のこんもりした山や、田植えの準備をしている人たちの姿が見えたり、空にはトンビとカラスが追いかけっこしているのを見つけたりと、時がゆっくりと過ぎています。 野間出野一庫線（604号線）と並行して流れる川に沿って車を走らせると、県境手前に落石注意と書かれた看板があります。 その辺りが、わたしのお気に入り。 私のお気に入りの車は、エンジンが古く、また、クラッシックカー風にアレンジしていて、あまりスピードが出ません。交通量の少ない道をついつい探してしまいます。 まっすぐ行けば、どこに通じているんだろう……と通ったこの道が、お気に入りのスポットになりました。 自然のままの大きな石がゴロゴロ、岩盤がむき出し、川のせせらぎが聞こえてくる。　 化石の発掘が大好きな娘の影響を受け、「おもしろ石」を見ると……「この中に何かが入っているのでは！？」と覗きこんでしまう。 そんなワクワクなスポットなのです。