この地に暮らす人、繋がりがある人。
東郷と関わりを持つ「村民(villageピープル)」
が選んだ、お気に入りの場所

西村 広 さんのお気に入り
『野間の大けやき』

大きなけやきの「麓」、NPO法人 大きな樹との出会いで移住を決めた

この春に家族と東郷に越してきました。 能勢町内で18年間仕事をしていますが、住処を移すとは思ってもいませんでした。 人と人とのつながりのひょんなキッカケから、地黄の古い家を紹介していただき、ロケーションと雰囲気にひとめぼれ。話がのんびりとまっすぐに発展し、今にいたります。 今の家を紹介していただいたのが、野間の大けやきの「麓」・けやき資料館内の 「NPO法人 大きな樹」 です。空き家ネットワークを立ち上げられ、古民家の所有者と、移住を希望する人とをつなぐ役割を担っておられます。うちで7家族目です。ラッキー7! 

NPO大きな樹では移住希望者と空き家をマッチングする空き家ネットワーク事業に取り組んでいる。写真は移住希望の方を対象に地域内の空き家物件をご紹介しながら町歩きをするミニツアーの様子。

ただ単に人を増やして地域人口を保とうというのでなく、リフォームするにもその家や周囲の景観や雰囲気をガラッと変えたりせずに、周辺の民家とのバランスを考えて行ないます。移住するにあたっては、地区の行事や集まりなどにもできるかぎり参加していく。お店をしたい、子どもがいる家庭、という方々に何度も直接お会いして、いろんなお話を聞かせていただきました。 

こう書くと、「ハードルが高い」「堅苦しい」とも思われるかもしれませんが、すべては地域の人たちとそこへ住みたいという人たちとを上手につなげていきたい、地域を守っていきたいという「大きな樹」や、地元の方々の、地元への愛や優しさいっぱいのお節介だと思います。

大けやきやアオバズクをみて癒されるもよし、資料館でお勉強するもよし、近くのコーヒー・パン・お弁当・クッキー・食堂などでひと休みしてもよし。なんだかこんなところで生活したいなと、ふと思ったら、大きな木の麓の「大きな樹」で東郷のお話を聞くだけでも、いい気分です。

ぼくは、この東郷の人たちや、地域の雰囲気・歴史に興味を持ちはじめ、これから、すこぶる大好物になっていきそうな予感がします。

西村 広

2020年春に、東郷へ移住。西能勢・上杉の宝島福祉会のスタッフとして働いています。西村美奈子(写真左)の夫。

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