• 岩崎神社

能勢に残る安徳天皇潜幸伝説

源平合戦の最後の戦いである壇ノ浦で平家は滅亡したが、そのとき入水したとされる安徳天皇が実は存命で侍従である藤原経房らに守られ、能勢の地に逃げ延びてきたという言い伝えがある。この安徳天皇潜幸伝説は全国にあるが、古文書に発見されているのは能勢だけである。実際に藤原経房の遺書に書き残されている。安徳天皇はここで崩御され、従者や村人は御陵(来見山)をつくり、祀った。その山の南側に位置するのが岩崎神社である。ここには安徳天皇の遺品が納められており、明治35年、社殿下から養和元年(1181年)在銘の経筒1個、鏡1個、刀剣10本などが出土した。これら出土品は現在、東京国立博物館に保管されている。

岩崎神社
住所 豊能郡能勢町野間出野
WEB
岩崎神社ページの先頭に戻る