能勢の紅葉を五感で味わう小旅行



夏が終わり、11月に入ると夜が涼しくなり、東郷の木々がだんだんと色づき、冬の準備を始めます。いわば、東郷の自然が衣替えの時期です。 この頃になるとシンボルツリーである「野間の大けやき」も黄金色に染まり、瑞々しい夏の様子とはまた違った姿になります。 大きな木だけではなく、東郷の家々の庭木や、道に生えている草花たちも…。

そんな東郷の紅葉を、みなさんにも存分に味わってほしいという思いがあり、秋のイベントとして、「能勢の紅葉を五感で味わう小旅行」というイベントを開催しました。

秋の野間川沿いを歩く

(写真提供/のせでんアートライン2019)
当日は、大勢の方が集まってくださいました。なかには、はるばる奈良県から来られた方もおられました。 集合場所のけやき資料館では、平田館長による「野間の大けやき」の紹介。
2019年は近年稀にみるような暖かい秋で、大けやきの紅葉もまだ少し色づいた程度でした。東郷のどこの木も同じような感じだったのですが、道の落ち葉や、小さな草花をよくよく見ると、着実に冬が訪れていることを感じられました。 今回のイベントのメインは、なんといっても紅葉する雑木や山野草が集まるガーデンレストラン「野間の森MIGIWA」での昼食会。 一流シェフがつくる昼食を味わうだけでも贅沢なのに、この庭をつくったガーデンデザイナーの住谷弘法さんによる雑木や庭についての懇切丁寧な解説も「味わ」えました。 参加者の注目を集めたのが「カツラ」の木。この木の黄色い落ち葉は「メープルシロップ」のような香りがするそうです。参加者の方々の全員が落ち葉を拾って、その香りを堪能されておられました。落ち葉の香りを嗅ぐ、なんて、あまりない体験です。 店内にも様々な植物が飾られており、そこでも植物の話に花が咲きます。展示されているドライフラワーをつくった住谷凉子さんにつくりかたを聞いたり、先ほどの庭をサンルームや2階の窓から眺めてみたり……。食事が終わっても、話が尽きませんでした。

あっというまに今年も秋がやってきます。ぜひ、東郷の美しい紅葉を味わいに来てください。

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