妙見大菩薩の神格化する北極星は、常に北を指しています。昔から旅人の指針として仰ぎ見られてきたことから、人生の道を導き開いてくれる開運の守護神として深く信仰されてきました。 開運と言うことから、妙見様は何でも聞き届けてくださる守護神として、有名な将棋の坂田三吉が関根八段との対局の前夜、屋根の物干し場で太鼓をたたいて「能勢の妙見さん頼んまっせ」と拝んでいたシーンは舞台でも映画でも印象に残ります。
妙見大菩薩の妙という字は美しい、清らか、見は目で見るから転じて姿形という意味から、 妙なる姿、美しい姿ということで、古くから歌舞音曲を志す人々に信仰されています。 また、花柳界・芸能界からの信仰も厚く、歌舞伎・浄瑠璃の脚本作者の近松門左衛門も熱心な妙見信仰を持っており、また開運殿の横にあります浄水堂は四代目中村歌右衛門が願主となって建てられたものです。
住所 | 豊能郡能勢町野間中661 |
---|---|
WEB | https://www.myoken.org/ |